コンプライアンス
企業では当たり前になってきてますね。
日本語では「法令遵守」とか難しく訳されてますが、これってようするに、「当たり前のことを守ってね」ってことです。
挨拶すらロクにできないような常識のない若い世代が増えたために、企業としては明文化して意識させるようにしたんだと思いますが、あまりにも情けない社会になったとは思いませんか。
もちろん挨拶ができないってこととコンプライアンスとは関係ありませんが、それくらい常識のレベルだということです。
ただ、常識的なことを明文化するだけではなく、そこに個人情報保護の項目が入ってきたりとか、セキュリティ強化だとか、最近になって問題になってきた事柄も盛り込まれています。
コンプライアンスは大企業だけではなく、中小企業にも浸透してきています。
なんでこんな当たり前のことを企業は今更わざわざ取り沙汰するのか。
前述のように常識のない世代が増えたからという理由もあるでしょうが、実際には企業自身の「いいわけ」の意味合いの方が強そうです。
もしある従業員が問題を起こしたときに、
「それは社員が勝手にやったことで、当社としてはあずかり知らないことでございまして…」
では済まされないわけです。
「監督不行き届きだ」
「当然の指導をおこたった会社が悪い」
などと、あくまでも第三者は会社のトップを叩きたがります。
しかしコンプライアンスを徹底していれば、もし何かあったときに「知りませんでした」ではなく、「厳重に指導しておりましたが」と言い逃れできるわけです。
もちろん100%責任逃れできるわけではありませんが、少なくとも、
「会社としては指導していた」
「会社としてやるべきことはやっていた」
と主張できるわけで、かなり印象が違ってきます。
しかしどの程度指導しているかは疑問で、説明会を開いて徹底的にやるところもあれば、回覧板程度で済ませるところもあるでしょう。
どんなやり方にせよ、一応「指導はした」ことになるわけです。
企業としては、指導したという実績がほしいわけです。
しかしどれだけ徹底して指導しても、問題が起きるときは起きるわけで。
本当に法令を遵守させるには、個人個人の信用に委ねるしかないわけで、それにはまず、自社に対する従業員の信頼を得ないとダメでしょうね。
姑息な経営をしているような会社がいくら「法令遵守だ」などといっても、従業員はついてきません。
つまり、お互いの信頼関係があってこそ、法令遵守も成り立つのです。