私がスーツを着ないワケ
黒か濃紺のスーツに身を包み、黒の革靴、黒いソフトカバンをもった集団が、駅や歩道を左側通行で足早にゾロゾロと歩いていきます。
なんのことはない、通勤時のいつもの風景です。
ある日、これがすごく奇異なものに見えたんですな。
だってみんなおんなじ格好なんだもん。
銀河鉄道999で、鉄郎が望んだ機械人間。
巨大コンピュータを構成する無数の「ネジ」のようです。
そして首には企業の飼い犬たる証、ネクタイという名の首輪を巻いています。
同じようなスーツ、同じような靴、同じようなカバン。
馬鹿の一つ覚えのように、右へならえで同じ格好…
そう思ったら気持ち悪くなっちゃって。
だから私はスーツを着るのをやめました。