「HERO」「ミリオンダラーベイビー」「タイムライン」「初恋」
「HERO」
2007年9月公開。木村拓哉主演。
同名のテレビドラマの映画化。
出演者が豪華なので観ていて飽きません。
ストーリーも、フジテレビらしい大衆受けする話なので安心して観られます。
私的には、裁判所のユスティティア(テミス)の像が良かったですね(笑)。
ちなみに、「チャングッチョン」ではなくて、「チョングッチャン」が正しい料理名です。
韓国の味噌を使ったチゲ鍋です。
「ミリオンダラーベイビー」
2004年公開。アメリカ映画。クリント・イーストウッド監督・製作・主演。
ボクシングに生きがいを求める家族に恵まれない独身女性と、老トレーナーとの愛情を超えた物語。
前半はタイトル戦にいたるサクセスストーリーだが、後半はがらりと様相が変わる。
尊厳死を描いたラストについては賛否両論あるでしょう。
実際、アメリカでは宗教団体や擁護団体などから上映に関して抗議デモが起きたらしいです。
ラブストーリーというには軽すぎる。
愛情を超え、家族を超えた信頼関係を死ぬまで貫いた、美しい話でした。
「タイムライン」
2003年公開。
フランスで中世の遺跡発掘現場から現代の眼鏡のレンズと「Help Me」の文字が発見され、それが行方不明となった教授のものだと判明する。
発掘に携わった考古学者らはスポンサーの企業からある事実を聞かされ、14世紀のフランスへ教授を救いに行くという話。
過去に行く動機が教授を助けに行くという理由のわりには、犠牲が大きすぎる気がします。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、仮にタイムトラベルが原因で死者が出たとしても、ちゃんと元に戻すことをやっています。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー part2」では未来で買った年鑑が元で主人公の父親が殺されたことになりますが、ちゃんと元に戻しています。
また、行きは大掛かりな装置を使って肉体的な苦痛を乗り越えて行くわりには、帰りは簡単に戻れるというところも詰めが甘い気がします。
しかし、石棺の人形のレリーフが片耳である理由や、修道院の地下の祭壇が壊されていた理由など、タイムトラベルものとしてのツボは押さえてあって、わりと楽しめると思います。
「初恋」
2006年公開。宮崎あおい主演。
1968年に起こった三億円事件の実行犯と、彼女をめぐる人たちの事件前後の人間模様を描く。
身寄りのない女子高校生(みすず)が唯一の肉親である兄がたむろする新宿歌舞伎町のバーに入り浸るようになり、おとなしい彼女がやがてバーの仲間の一人の誘いで現金輸送車の窃盗をやり遂げます。
現金輸送車窃盗の打ち合わせや練習を繰り返すうちに、国に対して頭で戦うという計画者、岸に対してタイトルどおりの感情を抱いていくみすず。
事件当日はトラブルに見舞われながらも、泣きたくなるのをこらえ練習どおりの手順を遂行する。
その後、岸は姿を消し、彼を待ち続けるみすず、という話。
中原みすず原作の同名の小説を映画化したものですが、原作者と同姓同名の主人公が登場すること、「みすず」を演じた宮崎あおいが原作者と会って話をしたところ「この人が犯人だ」と確信したことなどから、真犯人の告白ともとれる自伝小説かと思われます。