電気のない日
京都議定書で指定された、CO2削減の約束期間がいよいよ来年から5年間にわたって実施されます。
わが国が排出を抑えなければならない温暖化ガスは6%ですが、1997年に開かれた国際会議から10年、果たしてどのくらい減ったと思いますか?
スーパーのレジ袋を有料にしたり、エアコンの温度は控えめにしたり、クールビズだウォームビズだと、なにかと地球環境を考慮した運動が近年行われていますが…
なんと、排出量はマイナスどころか「プラス8%」にまで増えてしまっているのです!
これでは先が思いやられます。
こんな状況では、来年から1%ずつ減らせたとしても目標値には届きません。
かといって議長国の日本が議定書から脱退するわけにもいきません。
ここはなんとか意地でもマイナス6%達成しなければ、メンツが丸つぶれです。
こうなったらレジ袋節約とか、エアコンの温度は1度上げる(下げる)とかちまちまやらずに思い切って、
「丸一日電気を供給しない日」というのを作ってはどうでしょう。
夏や冬場はさすがに厳しいでしょうから、春や秋の気候のいい時期を選びます。
月に一度、たとえば10月1日と11月1日はまったく電気を供給しない日として、前もって国民にアナウンスしておくのです。
基本的にその日は祝日扱いとし、電車も動きませんから、極力出かけてはいけない日にします。
仕事はもちろん休み。
信号機も踏み切りも作動しませんから、車の運転も避けた方がいいです。
コンビニも休みですから、前日に必要となる食料等は買い込んでおきます。
冷蔵庫の中も整理し、生ものなどは当日、冷蔵庫に残さないようにします。
自動販売機もストップ。
ただし、携帯電話などあらかじめ充電できるものや、乾電池で動くものは利用OK。
また、自家発電装置で発生させた電気、ソーラーパワーを利用した電気、その他、自然の力を利用した電気は使用可とします。
生命維持装置や医療機器など、直接生死にかかわるようなものはソーラーパワーシステムを組み込み、バッテリー充電式かパソコンのように無停電装置に切り替えられるような仕組みを付け足す。
どうでしょう。
たった一日だけ、しかも月に一度だけなら、なんとかやれそうじゃないですか。
その日になると、家のお父さんは一生懸命自転車をこぐのです(自家発電装置でペダルをこげばバッテリーに電気がたまっていくやつをイメージ)。
なかなかアットホームな家庭が想像できませんか。
…ムリかな(笑)。
参考: オルタナ創刊4号「特集 京都議定書 ツケは誰に」