由緒ある系譜 1

こういう話をすると右寄りの人だとか、歴史オタクとか言われがちですが、私はそんなことはありません。
(後者は若干当たってますが、なにか)
単純に、世界的に見ても一国の元首としてこれだけ長く続く一族は他にないと思われるから興味があるだけの話です。

で、何の話かというと、天皇家の話。

いまでこそ落ち着いた感がありますが、一時期ニュース等で話題になった皇位継承問題。
落ち着いたとはいうものの、決着したワケではありません。


何が問題なのかというと、皇太子(徳仁親王)に男の子供がいないことが発端です。
2001年12月1日、皇太子に待望の子供が生まれました。
これが愛子内親王です。

しかし、現在の皇室典範では、天皇は「男系の男子」しかなれませんから、愛子さまは天皇になれません。
そこで女性天皇を認めようと、皇室典範改正の機運が高まりました。

ところが2006年9月6日、秋篠宮文仁親王、紀子さまのあいだに第3子が生まれました。
悠仁(ひさひと)親王です。
男の子です。

これで、皇室典範の改正さわぎは収まり、問題は先送りされたのです。


今の皇室典範のままいけば、皇太子が天皇になったあと、秋篠宮文仁親王が皇太子となります。
その次が悠仁親王となります。

今のままでは皇太子に男の子が生まれない限り、今後は秋篠宮家が天皇家を継ぐことになります。
つまり、弟の家系が直系となり、兄の家系は傍系と逆転するわけです。
というか、本当にこのまま皇太子に男の子が生まれなければ、直系は断絶するわけです。


そこで愛子さまにも皇位を継げるよう皇室典範を変えようとするわけですが、男系のままで行くのか、女系も認めるのか、というのが問題となっています。

男系というのは、簡単に言うと、「父方の祖先が天皇である」ということです。
天皇自身の性別は関係ありません。

初代神武天皇から連綿とつらなる万世一系の系譜は、「男系」であるためです。
今の天皇のお父さんの、そのまたお父さんの、そのまたお父さんの…と父親をずっとたどっていくと、初代神武天皇に行き着くというわけです。

今までの歴史上、女性が天皇となった例は10回あります。
そのうち同じ人が2回天皇を務めた例が二人いるので、8人10例となります。
しかしその8人とも、夫が天皇である人以外は自分の子供を天皇に就けてはいません。
つまり、男系が保たれているのです。


もし、女系を受け入れるとどうなるでしょうか。

仮に愛子さまが即位し、「スズキさん」という一般市民と結婚したとすると、そのスズキさんは皇族の人間になるものの、もともとはスズキ家の人間です。
つまり、その子供が皇位を継ぐとスズキ家から天皇が誕生することになるわけで、初代神武から数千年受け継がれてきた天皇家(神武以来2600年といわれていますが、これは怪しいでしょう。この話はまたいずれ)という王朝は断絶、新たにスズキ王朝が誕生することになります。

これが、女系を容認するということです。


例として、イギリスのエリザベス女王にみられるように夫が他家の人間だったりする国もあります。
女系を認めているどころか、ヨーロッパ各地の王家同士で結婚したりしていますけどね。
エリザベス女王の夫、エディンバラ公は元をただせばギリシャ、デンマーク、ノルウェーの王家であるグリュックスブルク家の出身です。


個人的な意見としては、直系であろうが傍系になろうが、古いしきたりに固執しすぎとか男女差別とか言われようが、やはり日本は日本古来より連綿とつらなる天皇家を保持してほしいと思うわけですよ。

いや、女性天皇はいいと思いますよ。
むしろ大歓迎ですけどね。

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