西遊記
世間では香取慎吾のが流行っているようですが、それではありません。
もちろん、夏目雅子、マチャアキ版です。
レンタルで借りて小学生ぶりに観ました。
夏目雅子の美しさ、初代猪八戒の西田敏行とマチャアキのアドリブのようなボケとツッコミ、これに関西弁の沙悟浄、岸部シローが加わります。
さらに「モンキー・マジック」、「ガンダーラ」をはじめとするゴダイゴの音楽。
やっぱりこれを超える西遊記はないでしょう。
この作品を基に、のちに俳優を入れ替えてリメイクが数回行われています。
そもそも三蔵法師ですが、夏目雅子があまりにもハマリ役だったために、のちのリメイク版でも彼女のイメージに当てはめようとして女優を起用しています。
本来、三蔵法師はお坊さんですから、男性なのは言うまでもありません。
しかしのちに、 宮沢りえ、牧瀬里穂、深津絵里といった女優を三蔵役にキャスティングしており、原作を知らない若い人は三蔵法師を女性だと思っている人もいるかもしれません。
お供になる猪八戒、沙悟浄はもともと天界の神様ですが、天界で天帝の怒りを買い、下界に落され醜い妖怪となって人を襲うようになります。
孫悟空は下界生まれですが、二度、天界に召されて官職をもらっています。
このときもらった低い官職が気に入らず、斉天大聖という官職を自称します。
斉天大聖というのは実質のない名誉職のようなものです。
沙悟浄は、天界にいたときは捲簾大将(けんれんたいしょう)という、読んで字のとおり、天帝の御簾を巻き上げる官職についていました。
日本では河童の姿で描かれますが、天界から追放されたときには黒い色の老人として下界に落され、川に住んで人を襲うようになったため、日本では河童のイメージを当てられています。
また、猪八戒は天界では天蓬元帥(てんぽうげんすい)という、天の川の軍隊を率いる将軍でした。原作では下界に落されるときに豚の胎内に入ってしまい豚の姿になったということですが、テレビ版では豚の姿に変えられ、下界の豚小屋に落とされています。
30年前のドラマだけあってセットや撮り方はさすがに安っぽさを感じますが、できるだけ原作に忠実に作ろうという制作者の意図が伝わってきます。
第一話では、釈迦の命令により、観世音菩薩が三蔵、悟空、八戒、悟浄に天竺への旅を命じるところからちゃんと描いています。
しかし、このときのテレビ版のエンドロールで「協力・中華人民共和国」と出てるのに、今では「三蔵を女優が演じるのは侮辱だ」と中国は指摘しています。
なんで今ごろ?