ごあいさつ
私はアマチュアの劇団を主宰していますが、結成して来年2006年で10年を迎えます。
これを機に劇団を解散することにしました。
劇団を解散しようと思い立ってから、このブログとは別に劇団の10年間の軌跡を書いてきました。
そちらでは私の劇団がたどった歴史を主に書いていますので、こちらでは私なりの演劇論を、というわけです。
というか、そちらで書いていた演劇論っぽい内容のものをこちらへ移行しようという試みです。
この10年間に劇団運営を通して学んだことや私なりの演劇論をつづり、演劇とはどういうものか、また実際にお芝居をなさっている方の参考になればと思い書き記そうと思います。
ご意見、ご感想があれば是非コメントをお寄せください。
私はいわゆるアマチュアの小劇団をやっております。
23歳の時、別のアマチュアの小劇団に参加し、約一年間活動しました。
社会人になってから初めて演劇をはじめたのです。
その劇団で一度本番の舞台に立った直後、その劇団は解散してしまいました。
そのあとに残されたメンバーとともに今の劇団を立ち上げたわけですが、このときの私は役者をはじめてまだ一年しか経っていない初心者。
それがやる気と勢いで劇団を立ち上げようとしたわけです。
無謀でした。
仲間が数名いましたが無謀でした。
一人、そこそこ演劇の経験と知識がある男がいましたが、あとは今まで一年間の間に前の劇団の主宰から教え込まれた知識、やり方を真似て、手探りの状態でやっていました。
それから10年、劇団を通して本当にいろんなことがありました。
いろんな人たちと出会いました。
ものの見方、考え方、私自身を形成するさまざまな要素が変わりました。
演劇を通して私がこの10年でたどり着いたのは、演劇が私がやりたかったことではなく、演劇は私自身であることを表現する手段の一つに過ぎないのだという結論です。
演劇をやりたかったのではないと書くとウソになりますが、生きていくということの意味を自分自身で確認したかったのだと認識しています。
そのための手段としてたまたま演劇があった、それだけです。
一度でも舞台に立った人は口をそろえて「また舞台に立ちたい」と言います。
中には一度でたくさんという人もいるでしょうが、私も例に漏れず、また舞台に立ちたいと思う一人です。
ではなぜ解散しようと思ったか。
理由はいくつかありますが、なにより私自身、定期的に公演を行うのがいろんな意味で厳しくなった、ひとことでいえばこういうことです。
便利な言葉ですね、「いろんな意味で」というのは。
逆を言えば、劇団という形ではなくても公演は打てるということです。
解散後も、今のメンバーや他の劇団の役者を招いて不定期にやりたいとは思っています。
その方が私も劇団という形に縛られず、自由に公演が打てそうな気がしたからです。
所詮はまた舞台に立ちたいと思う一人ですからね。
解散はしても、やりたい気持ちはあるのです。
コメント
僕は全く演劇に関しては門外漢なんですが、演劇をやってらしゃるかたは、随分と厳しく狭い道のようですね。
劇団を解散されたご様子ですが、まだ何か情熱が残っておられるようですが。
2005-06-09 21:16:27
コメントありがとうございます。
劇団といってもうちの劇団はプロ志向ではないし、楽しくやらせていただいています。
厳密にはまだ解散はしていないんですが、来年秋に予定しております最終公演まで時間があるので、他の劇団に客演として参加しようと思っています。
結局、まだやりたいんですね、私(笑)。
2005-06-09 21:39:33